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【Bellator 272】セルジオ・ペティスVS堀口恭司

 2021年12月4日、アメリカ・コネチカット州・モヒガンサンアリーナにて、RIZINバンタム級王者”堀口恭司”が、自らの怪我のため返上したベルトを奪還するべく、Bellatorバンタム級王者セルジオ・ペティスに挑んだ。
 約1ヶ月前の試合ではあるけども、個人的に5本の指に入るくらいの衝撃を受けた試合なので備忘録を兼ねて感想を書き綴っていきたいと思う。。



堀口恭司、膝負傷により2団体のベルトを返上!



 堀口恭司選手は、もともとRIZINBellatorのバンタム級において、二団体のベルトを同時に保有していたメチャクチャ強いMMAファイターなんですね。しかし、練習中に膝を負傷(右膝前十字靭帯断裂及び半月板損傷)したことによって、ベルトを維持する試合ができなくなってしまい、その両方のベルトを返上することとなりました。
 堀口恭司選手くらいの実績となると、団体としては負傷していたとしても正規王者として君臨させて、そのほかの選手は暫定王者として争わせる方針もできたと思うのですが、堀口選手は潔くベルトを返上し、怪我から復活したら取り返しに行くと宣言しました。このことについて、Bellator社長であるスコット・コーカー氏は、その姿勢について褒め称えました。
 また、堀口恭司選手の怪我は手術を行うまでにも及び、選手生命の危機に瀕するほどの負傷だったようです。しかし堀口選手は、怪我についてクヨクヨ悩むのではなく、怪我と向き合い乗り越えるところまでを考え、リハビリを行ったり練習の再会を行うなどの姿を見せることにより、多くの格闘技ファンに夢や希望を与えました。


RIZINのベルト奪還へ!


 堀口恭司選手は、地獄から這い上がるような努力の末に、見事リングに復帰します。なお怪我から復帰までにかかった期間は約1年1ヶ月、その間、肉体的にも精神的にもキツかったのではないかと想像できます。
 そして、堀口選手の復帰戦の相手が、当時のRIZINバンタム級王者である朝倉海選手でした。堀口選手が怪我をする前に戦った最後の相手が、この朝倉海選手であり堀口選手の格闘技人生で初のKO負けをした因縁のある相手でもあるのです。
 試合は、開始1Rに堀口選手のカーフキックが朝倉海選手にヒットしまくり、朝倉海選手の足が負傷。その隙を見逃さず、しかし冷静に試合を運びKOにてリベンジ成功。堀口恭司選手は、1年4ヶ月に自身が屈辱を味わった相手にリベンジをすると同時に、RIZINバンタム級王座を奪還することに成功したのです。
 余談ではあるのですが、勝利時に堀口選手がセコンドのマイク・ブラウン氏にかけた言葉「Easy Fight!(楽な試合だぜ!的な意)」が、「怪我から復帰したけど楽だったぜ!」という意味で言ったはずなのに、一部の格闘技ファンは「朝倉海は簡単だぜ!」と捉えられてしまい、プチ炎上したそうです。あと、この試合の後は「カーフキック」が流行り出しました。


Bellatorのベルト奪還へ!



 2020年大晦日のRIZINでバンタム級王座を奪還した堀口恭司選手ですが、約9ヶ月後となる2021年9月にInstagramやTwitterでBellatorに出場することを発表しました。その1ヶ月後となる10月に、Bellator復帰戦はBellatorのバンタム級タイトルマッチであることを発表。復帰してすぐにタイトルマッチという待遇は、それだけ実績や人柄などが評価されたということだと思います、しかしそれでも異例中の異例だと思います。この待遇が、RIZINのリングであれば納得はできるのですが、ある意味敵地であるBellatorですからね。この発表にはとても驚きました。
 そして、タイトルマッチということなので、相手はBellatorバンタム級王者であるセルジオ・ペティス選手。動画を見た感じだと、プレッシャーをかけ続けて相手のスタミナを奪うストライカー!かと思えば、テイクダウンされても下から攻めることのできる寝技を持っていたり、相手をパウンドで倒せそうな場面でもレフェリーが止める素振りを見せなかったりすると冷静に寝技に移行したりと、いわゆるファイトIQと総合的な能力の高い選手だと思いました。

が、それでも我らが堀口恭司の相手にならないと本気でそう思っていました。


衝撃の結末へ・・・

※語り口調になります。
 2021年12月3日「明日は堀口選手が再び2団体同時王者になる日だから、祝いのお酒を買っておこう。」そう思って、お酒を買い込んだ。U-NEXTの登録もバッチリだし、とりあえず今日は明日に備えて寝よう。そしてその日はぐっすりと寝ることができた。
 2021年12月4日、試合当日。前座の試合とメインカードの試合を見ていく。アメリカントップチームの選手を応援していく。ドキドキする。ドキドキしながらも、強そうな選手を発見するべく目を凝らす。スパイク・カーライル選手、ジョニー・エブレン選手、この両選手は記憶に残っている。
 そしてメインイベント直前に思っていた。2団体同時王者が再び誕生する瞬間に、日本の格闘技ファンたちのSNSが歓喜の声に包まれるのだと。そして「セルジオ・ペティスよ・・・すまんな・・・。」と、胸の中で合掌していた。

 我らが堀口恭司が入場し、倒すべく相手のセルジオ・ペティスが入場する。堀口さん、今日はパンツの色黒じゃなくてシルバーなんだなぁ、などと考えていた。そして、ドキドキしながらも試合が開始される。余談だが、Bellatorの採点基準は、RIZINと違って毎ラウンド判定の点数をつけるから、自分なりの採点をしながら見ると楽しい。

1R目、堀口選手が取った!
2R目、堀口選手が取った!
3R目、堀口選手が取った!

もし判定になれば4・5R取られても3−2で勝てる!そう思ってた。
 しかし、ペティス陣営は判定決着になってしまえば負けが確定しているので、パンチでのKOや関節技のTKOなどどデカい一発をぶち込んでくるアクティブなスタイルに変わるのではないかと危惧した。
 4R目、何となくだがペティスの構え方が変わったような気がした。ペティスはBellatorの王者。勝利を諦めたりしない、構えを変えたということは攻めるために変えたということ。判定での勝利は見込めない、ならば、KOを狙っている。そう強く確信した。この時、走馬灯のように頭を駆け巡ったシーンがある。2R・3Rに何度かあったシーンだと思うが、堀口選手がペティスの打撃を、至近距離でヒラリと躱す場面。このシーンを見た時、ヒヤリとしていたのだ。

「もし堀口選手が倒されるなら、スタンドだ!頼む!!堀口選手、ペティスを漬けてくれ!!!!!」

 そして4R中盤。会場にブーイングが巻き起こり、ペティスとのグラウンドを辞め、スタンドでの勝負を選んだ我らが堀口恭司選手は、ペティスのハイキック(?)からの正確なバックハンドブローにより、失神し衝撃のKO負けとなってしまった。

僕らのヒーロー堀口恭司



 堀口恭司選手の衝撃的な敗北は、試合を見ていた格闘技ファンに現実を突きつけた。試合を見ていなくてSNSなどで情報を集めていた格闘技ファンは、あまりの衝撃に信じなかった。日本の格闘家たちもショックを隠しきれない様子だった。それだけ、堀口恭司選手はさまざまな人の希望を背負っていたのだと思う。
 何よりもキツかったのが、SNSで流れてくる堀口恭司選手のダウンシーン。おそらく50回は見たと思う。あまりにキツいので、今回の試合そのものを、今だに見なおすことができていない。そしてこの日、祝酒がヤケ酒になったのを覚えている。

紳士的なセルジオ・ペティス



 今回の試合はとてもショックだったが、新たなヒーローを発見することができた。それは、セルジオ・ペティス選手だ。Bellatorの王者であるにも関わらず、ギャンブルのオッズでは自分の方が格下扱い。周りからの評判も、堀口恭司の勝利が優勢。それを表すかのように、試合の1〜3R目は完封されていた。試合が始まる前から悔しい思いをしたに違いない、しかし下馬評を覆し、勝利を掴むことができた。
 また、堀口恭司選手が倒れた際に追撃をしない冷静さや、試合前から堀口恭司選手を尊敬する姿勢、そして試合前日の対面の際にはお辞儀をするなど、紳士的な行動が格闘技ファンの心を掴んだ。実際、俺としても堀口恭司選手が倒れた瞬間はショックだったが、追撃に行くであろう刹那、とても怖かった。しかしペティス選手は追撃しなかった。それだけでも堀口ファンとしたら感謝してもしきれないことだと思う。
 もし、堀口恭司選手と再戦になったら間違いなく堀口選手を応援するけど、それ以外の選手と戦うことがあれば全力で応援します!!


まとめ


 試合映像を見返すこともしていなかったですし、思い出し思い出しの執筆になるので、短くまとまってしまうのではないかなー?なんて思っていたのですが、割と長くなってしまいました。すみません。本当はもっともっと語りたいのですが、それは追い追いやっていこうと思います。
 さて【Bellator272 セルジオ・ペティスVS堀口恭司】の感想ですが、この試合が決まるまでのストーリー、選手各々のストーリー、試合中のストーリー、試合を見ている自分のストーリー、試合後のストーリー・・・。それぞれあると思います。それをどう解釈するか、受け止めるかは見ているファンが決めることで、十人十色の形があると思います。この試合を見ていた、ごくごく一部のファンの一人としての感想が、この記事となっております。
 次、堀口選手はBellatorバンタム級トーナメントが控えていますし、日本格闘技界において激レアなカード武尊VS天心も控えていますし、格闘技のイベントがどんどん加熱していくことだろうと思います。これからを楽しみにしていきましょう!

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